素人志向

備忘録

若葉が征く エオルゼア探訪記 #13

 

ふと、自分のブログを見返していたら「そういや、エオルゼア探訪記なんてものを書いていたな。こんなにちゃんと書いていたのにサボるなんて。こりゃうっかりうっかり。」という阿呆みたいな気持ちになったあと、少し惨めになったので、とりあえず直近のエオライフを振り返ってみる事にした。

 

特に特筆すべきこともなく、ただ自由気ままに書くだけではあるんだが。

最初の頃の方の記事を見返すと、非常に気合を入れて書いたのが伝わってくる。今となっては「そんなに着飾る必要も無いか」と冷めたのか冷めてないのか良く分からない心境になってしまったのだが。着飾った文章を書いたところで、ロクに本も読んでいないから秀逸な言い回しなんぞ思いつかない訳である。

 

暁月をプレイしたいが...

暁月をプレイしたい気持ちは勿論あるのだが、暁月に入る前にメインジョブの吟遊詩人がLv89になってしまった。現在のレベルキャップがLv90だから、このまま詩人でメインクエストをプレイしてしまうと、メインクエストの経験値が無駄になってしまう訳だ。そうなると、本格的に新しいジョブを始めなければ勿体ないのである。

 

最近、暗黒騎士のジョブを始めてはいた。日々のルーレットでも暗黒騎士でプレイしている。しかしLv59だから、暁月のメインクエストを始めるには幾分遠い...と途方に暮れた。

 

が、そんな俺にも一筋の光が差し込んだ。近接物理DPS「リーパー」というものが、どうやらこんな状況にある私を救ってくれるらしい。パッチ6.0から追加されたリーパーは、ジョブを解放してもLv70からのスタート。つまり、レベルを10あげれば、もう暁月の舞台に立つことが出来るのである。これは美味しすぎる。なんて素晴らしいのだ吉田。ありがとう吉田。好きだぞ吉田。チュ。ブチュチュ...

 

冗談はさておき、早速リーパーでもやってみるかと思いながらも、自分のFCハウスで外壁をジャンプするというFF14で一番生産性のない時間を過ごしていた。

そんな中、ふと絶プレイヤーの知人がDiscordにやってきてくれた。リーパーの使い方、HUDの諸々について、のんびり優しく親切丁寧に教えてくれた。プレイも上手くて説明も丁寧で高圧的ではない、上級プレイヤーの鑑だなと感じる瞬間だった。

HUDの設定にも感動した。正直ここまでゲームがプレイしやすくなるとは思わなかった。全く変更していなかった訳では無いが、目から鱗の設定方法を色々教えてもらって感動していた。半ば裏技みたいな方法だったからこれは初心者には分からないだろう..

 

FF14は親切なのか親切じゃないのか良く分からないゲームだなホント。

 

(個人的な)新ジョブ

先述もしたが、最近は吟遊詩人以外のジョブも触り始めた。主に暗黒騎士とリーパー。

吟遊詩人だけで暁月まで来てしまったので、今後もずっと詩人かなあと漠然と思っていたけど流石にレベルキャップに到達するため、重い腰を上げて新たなるジョブに取り掛かった。

 

詩人だけでも奥深くてスキル回し覚えたりするのに苦労したが、これが10幾つのジョブ分あると思うと、個人的にはゲームが10種類以上あるような感覚にもなる。そう考えると全ジョブLvMAXの人たちは本当にFF14が好きなんだなと感心する。最低限のスキル回しを覚えないといけない(共通する部分はあるとはいえ)のは、中々に大変そうではあるが。

 

今のところは詩人のスキル回しを覚えた時よりは、ある程度楽に感じられている。ただ、タンクだとバフの焚き方やIDそのものを覚えたりする部分が新たにあったり、メレーDPSなら側面背面等、今までに無い要素が増えてきて、今のところ非常に新鮮な気持ちでプレイ出来ている。

 

にしても、タンクは難しい... 「簡単だよ!」と言われる理由も分かりつつはあるものの、ID消化などはやはりタンクが主軸となるわけで、他3人の時間を背負ってると思うと少々荷が重かったりする。討滅だったら8人でしょ?えぐいて。タンクはモテると聞いていたが、しっかりしたタンクはそらモテるわなと感心した。いや、タンクが上手くてモテるんだったら苦労しないわ。冗談です。ただの。

 

クガネ登山

FF14には難民の働き場として作られた賭博遊技場(≒ミニゲームやくじで遊べる)コンテンツがあるが、その中に障害物を乗り越えてゴールを目指すミニゲーム「ジャンピングアスレチック」というものがある。

(自称)ジャンピングアスレチックのプロを名乗って生きてきた、私ぬるぽがではあるが、友人とジャンピングアスレチックをしてたら「ぽがはクガネ登山した?」と問いかけられた。噂には聞いていたが、どうやらジャンピングアスレチックに似たものがゲーム内の都市に存在するらしい。早速、テレポを使いクガネに向かった。ジャンピングアスレチックのプロたるもの、やはり登らなければならないと感じたのだ。そこに登れる場所があるなら...

 

クガネにテレポすると目の前に大きな塔がある。クガネ塔?名前は知らないが、頂を制する私にとっては、名前なぞ全く関係がない。早速登り方を教えてもらいながら登頂を始めた。私はジャンピングアスレチックのプロ。私はジャンピングアスレチックのプロだから、こんな塔も余裕である。そう言い聞かせながら登り始めて、早30分が経とうとしていた。おかしい。私はジャンピングアスレチックのプロなのに。こんなに難しいものが存在するとは。打ちひしがれていた。

 

プロ野球選手、プロサッカー選手、プロゴルファーにプロゲーマー。プロと言われている面々を見ると、華麗にそのスポーツやゲームをプレイし、人々に感動を与えている。そんな彼らと比較すると、私が名乗っている「ジャンピングアスレチックのプロ」というものは、なんと小さく空しいものか...

とは思わなかったものの、案外難しいなとチューハイを飲みながらまったりとクガネを街並みを眺めながら登り続けた。

苦戦はしたものの、とうとう頂上に登りついた。そこには3Dポリゴンで作られた街並みだが、非常に奇麗で壮観な景色が広がっていた。一通り眺めた後、友人と「奇麗だな」と言ってグルポを撮った。こういう時間が許されるのもFF14の良さだと感じる。遊び方を強要されず、戦ったりのんびりしたり写真撮ったり雑談したり。やはりFF14は良いゲームである。

 

最終的には登頂のコツを掴んだ。5分くらいで登れるようになった。プロとしての自覚が芽生えたので、あとからログインしてきた友人に勝負を吹っ掛けた。

「やあやあ、我こそはクガネ登頂のプロである。いざ尋常に勝負!」

 

しかし、またしても、私がプロを名乗ることが如何に馬鹿げた事であるかを痛感する事となった。彼はそれこそ、気狂いかと思うくらいに速く、そう、どれくらい速いと表現すればいいだろうか。ミハエル・シューマッハマックス・フェルスタッペン、新幹線のN700系、サラマンダーよりずっと速い?俺の中にある最大級に速いという表現が思いつかない程度には速く登り切ってしまった。

 

「暇な時に、キャラコン(キャラクターの操作技術)のために登ってたんだよね」

頂上で澄ました顔をしながら、そう呟く彼こそがプロであると、登り始めのクガネの塔でしみじみと感じていた。