素人志向

備忘録

「好きな秋葉原スポット10選」 (はてなブログ10周年特別お題 その③)

はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選」 

10にまつわる4つのお題

 

日課でもある、他人のはてなブログをまったりと読んでいたところ、「はてなブログ10年特別お題」をやっているという事を知った。FF14やポエムばかり書いていてもマンネリ化するだけなので、たまにはテーマに沿って記事を書いてみることにした。

私には、自信を持って好きと言える何かがあまりないのだが、学生時代からたまに行っていた「秋葉原」についてなら少しばかり記事が書けそうな事に気づいた。10か所もあるか分からないが、「好きな秋葉原スポット」10選を挙げてみることにする。

 

なお、これはあくまでも個人的に好きなスポットについて書きなぐった記事であり、この記事を見ている貴方に良さを伝えるための記事ではないことを先に謝っておく。

 

1.秋葉原 電気街口

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JR秋葉原駅改札口を出ると、THE・秋葉原といったような風景が目に入る。初めて秋葉原に来て、この場所に立った時はしばらくキョロキョロしていた様な気がする。田舎に居ては、見る事が出来ない様な風景が目前に広がっているのである。その場から動けなくなりキョロキョロするのも当たり前だ。ゲームセンターに、カードショップ、クソでけえヤマダ電機(潰れてしまったが)等など... 慣れてしまった今では、以前ほどの感動はなくなってしまったものの、それでもこの場所に来るとテンションが上がってしまうのは自分だけだろうか?

液晶ディスプレイの中でしか見ることのなかった電子的な美少女たちが、看板に何食わぬ顔で立っていたりする非日常感も、この場所が改めて特別な場所であると無意識に認識させられる。秋葉原に来る人間は、大抵何かしらの目的があって来ることが多いと思うが、その大小さまざまな目的のスタート地点として、いつまでも心に残るスポットだと思う。ポケットモンスターでいう「マサラタウン」みたいなものだろう。

 

余談だが、この通りから一歩ラジオセンター側に行くと、ドクターペッパーとMAXコーヒーしか売っていない自販機がある。選ばれしものの知的飲料なので飲んでから秋葉原へ繰り出すとなお良い...

 

2.秋葉原Hey

「Hey」とはゲームセンターである。ただ、このゲームセンターは他のゲームセンターよりも幾分も大切なゲームセンターなのである。

自分の中での「秋葉原」は、今では「電子工作のパーツが売ってある街」という認識だが、それまでは「秋葉原はHeyとトラタワがある街」と認識していたくらいには、この秋葉原を象徴するゲームセンターだと個人的には思っている。

このゲームセンターでは、普通のゲームセンターでは稼働していないようなレトロゲームが多く稼働している。学生時代レトロゲームに興味を持ち始めた自分にとってはまさに聖地と言っても過言ではなかった。スト2Xの10円台に、R-TYPEダライアスレイブレーサーパカパカパッションと正に自分にとっての天国だった。18だか19くらいの学生時代、Heyの目の前にある、今はメイドカフェになってしまった漫画喫茶に泊まって閉店までHeyでゲームをしていたくらいには自分の中で非常に魅力にあふれてて象徴的なスポットだった。25歳になった今でも、前ほどの熱意は無いものの、秋葉原に行くと7割くらいの確率で訪れる。

秋葉原は変化が激しい街の様に思うが、学生の時から変わらずそこにあるゲームセンターということもあり、半ば東京での故郷みたいな位置づけにもなっているのかもしれない。

 

3.ヨドバシカメラ秋葉原店前

JR秋葉原駅の中央改札口を抜けて、左に30秒くらい歩くと、顔を見上げなければ建物を視界に収めきれないくらいには大きい建物が目前に現れる。それは「アキバのヨドバシカメラ」である。電気街の街秋葉原の中でもランドマーク的な建物として君臨する秋葉原ヨドバシカメラは、普段の買い物をはじめ、待ち合わせスポットとしても優等生である。大体アキバで遊ぶ際に同行する友人たちはオタクである可能性が高いので、アキヨドでオーディオや家電を見てもらっておけば、少しばかり遅れてもあまり怒らないというライフハックも出来るのだ!(汗)8Fだかそこらへんにあるレストラン街も、飲食店があまり多くなかった時は良く利用していた。今でもたまに利用する。買い物終わりに美味い飯を食うと、普段は感じられない様な喜びが湧き上がってくる。そんな心の栄養を満たすにはうってつけの場所なのかもしれない。

ふと、今あるスピーカーを組み立てる前に、足繁くここに通っていたことを思い出した。つい最近のことである。秋葉原で、Fostexのエンクロージャーとユニットセットで気軽に聴けるのがここだけだからだ。誰もいない店内で、スピーカー切り替え機をポチポチする時間も楽しいひと時だった。誰にも邪魔されず、商品を選定するあの時間を提供してくれるのもヨドバシの良い所だなとふと思った次第だ。

 

4.ジャンク通り

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名前の通り、ジャンクパーツ屋が立ち並ぶ通りである。この名前を聞いてときめかない人間がいるだろうか?ジャンクパーツという言葉でときめく貴方なら、この高ぶりを理解してもらえるだろう。ふらっと立ち寄って、掘り出し物があった時のあの喜びは、この場所か、ハードオフのジャンクコーナーでしか感じる事は出来ないだろう。最近ジャンク通りには新しいハードオフもオープンした。昔ながらのお店は姿を消していっているが、それでもまだまだ魅力的なスポットである。専門知識が無いとあまり面白くない場所でもあるため、全ての人間にオススメ出来るわけでは無いものの、オタクくんの君は好きでしょう?そういうことです。

 

5.ラジオデパート

ラジオセンターよりも個人的に通っている、電子部品やジャンク屋、ゲーム基板屋などが入居しているビル。アニメショップが増えた昨今とは真逆を行く、個人的には最高な場所である... アキバの他の電子パーツ屋に行っても手に入らなかった様な部品が多く販売されており、正直アキバの最後の砦なイメージがある。今時ではない雰囲気のビルを歩き、お目当てのものを探す時間も秋葉原には必要だ。

オーディオアンプを作る際、10年くらい前のネットの記事を参考に、ラジオデパート内のお店にICを買いに行った時の事が、個人的に印象深く残っている。

店員に「TDA1552Q売ってますか?」と尋ねたところ、「うちは真空管屋だからねえ。ないよ。ん、、あ、ちょっとまって」と言って後ろの棚からお目当ての物が出てきたときは感動した。なんかRPGゲームをプレイしている感覚に陥った。そこで手に入れたオーディオアンプは今も元気よく、お気に入りのレコードを鳴らしてくれている。全く関係ないがケースは千石電商で購入した。千石電商も自分にとってパラダイスな店舗である。ゴムベルトをここ以外で売っているのを見たことが無い。

 

6.mogra

そこまで通った訳では無いが、コロナ前はちょくちょく通っていた思い出のクラブ。

秋葉原は夜遊べるところがカラオケとmograしかないので、週末は多くの人で賑わっている。

フロアは地下にあり、階段でフロアに向かう際に階段を下りていくあの高揚感も、mograでしか味わえない。コロナ前は外国人オタクも多く居て、お気に入りの楽曲が流れると、テンションがぶち上って絶叫していたのは記憶に残っている。

箱のコンセプトと立地が影響してなのか、サブカル向け楽曲が流れるイベントが多かった印象。サブカル男とサブカル女が楽しそうに踊っている風景は、まさに秋葉原やなあと言う感じだった。そんな人たちを見ながら飲む酒も格別に美味かった。

コロナが落ち着いてからはあまり遊びに行っていないが、そろそろまた行きたい。ゲーセンとクラブは無くなる前にどんどん金を入れていかねばである。無くなってからでは遅いのだ。

 

7.TSUKUMO eX.

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冷静に考えて、ビル一棟全てがPCパーツを売っている店と聞いて感動しないわけがない。つくもたんが居なくなってしまったので、好きな女を振った男に接する感じで最近付き合っている。好きな店だが、つくもたんという美少女を打ち切った罪はデカい。私の女神を引退させた罪は大きいぞ。ツクモ自体が手放しで喜べるほど良い店というわけでは無いが、2021年にビル一棟まるまるPCショップを営業している事は本当に凄いと思う。そういう点では日本橋ドスパラとかもまあ凄かった印象はある。日本でも他に無いのではなかろうか。

 

8.サイゼリヤ

秋葉原で行ったことある飲食店No.1は、実はサンボでも肉の万世でもなく、中央通りにあるサイゼリヤ昭和通り口の新時代なんじゃないかと個人的には思っている。秋葉原で調子に乗って買い物をしたのち、腹が減ったオタク達の収容所。安い。広い。成人してからはデキャンタだって飲めるようになった。昔も今も、背伸びしないで飯を食いたいときはここに来ることがたまにある。別に名店でも何でもないけど、昔からお世話になっているとなんとなく好きになってくるもんだ。サイゼが入っているビルは他にも魅力的な店が多い。カラオケ、ダーツ、ハイスペックPCで遊べるネカフェが入居している。陰キャオタクでもカラオケしたくもなるし、ダーツもしたくなる。そんな欲を全て満たしてくれる良く出来たビルなのだ。これまでもお世話になったし、恐らくこれからも相当お世話になるだろう。

 

9.raku spa 1010 神田

中央通りから少し歩いた場所にあるスーパー銭湯。仕事が激務でしんどかった際に、閉店間際のHeyで少し遊んでから、このスーパー銭湯でサウナに入って英気を養うという事をしていた。電気街近くにある良施設ではあるが、平日は割と静かで深夜2時なんかになると風呂場はほぼ貸し切りになる。サウナに入って水風呂をキめたあとに、誰もいない空間で「ととのう」快感は正直言葉では表現できない。川崎のビッグじゃないが、男には帰りたくない夜もある。そんな自分を支えてくれた相棒の様なものだ。彼女もいなけりゃ嫁もいない俺が戦えたのは「raku spa 1010 神田」という施設があったからなのだ。漫画もたくさんある。酒もある。最高以外の言葉が見つからない。

 

10.秋葉原 SEEKBASE

知っている人間が実は少ないかもしれない施設。ゲーム関連の雑貨や、レコードショップ、フィルムカメラ専門店が入居している、ラジオデパートとかとはまた違った感じのオタクショップ施設。サブカルオタク向け施設と言えば良いだろうか。秋葉原の駅近くにあるためアクセスも良好。御茶ノ水に行けばまあ揃いそうだが、秋葉原にあるという事実が大事だ。それぞれの店舗は大きいわけでは無いが、コンパクトにまとまっていて「品揃えが少ないな..」などになることは毛頭ない。オタクショップ巡りで疲れた貴方にもしかしたらオススメできるスポットかもしれません。

 

以上、「好きな秋葉原スポット10選」でした。まだまだ書きたいスポットはあるので追って記事に出来たらいいな。一番良いのは秋葉原に来てもらう事でしょうか。駅前を歩けば分かりますが、マジで店がバンバン潰れていってる。ネットで買うのも楽ですが、店頭で物を吟味しながら買い物する事が出来なくなってしまうのは寂しい。感染対策や無理しない程度に、また皆が秋葉原にこれるような日常になればいいなと思い、筆を擱くことにします。

 

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