父親は今もだが、ビデオゲーム マニアだったようだ。
物心がついて、何かビデオゲーム をしようと思った時には、既に目前にプレイステーション があった。本棚には一般家庭と比較すればそこそこ多いくらいにはソフトがあった。
色んなゲームを触った。父がゲームをする姿も色々と見た。父親はよく週末になると「グランツーリスモ 」を遊んでいたし、「トゥームレイダー 」なんかも遊んでいた気がする。 家族で「みんなのGOLF 」をやったりもした。ゲームは身近にあった。それは間違いないと思う。
ただ、僕自身の性格のせいなのかどうか分からないが、エンディングまで見たと自信を持って言えるゲームは「機動戦士ガンダム 連邦VSジオン DX」のミッションモード (イージー モード)で見たゲームのみだった。そこでファーストガンダム の挿入歌だかなんだかの「ビギニング」を知ったので多分それは間違いないの無い記憶だと思う。逆に言えば、それくらいしか記憶が無いのだ。ゲームでエンディングというものを見た記憶が。
VIDEO youtu.be
と、片手に持ったスーパードライ を飲みながら思いに更けていたら、他にも色んなエンディングを見たことを思い出した。「R-TYPE 」や「ダライアス 」、「ストIIX」などだろうか。基本的にはスタッフロールが流れ、ここまで辿り着いたことをゲームから褒めてもらうようなそういうエンディングだった。ああ、「レイブレーサー 」で白鳥が空を飛んでいるエンディングも見たな。それくらいだ。
つまるところ、RPG の様なストーリーがあって、その先にあるエンディングの様なものは見たことが全く無かった。
「旅」の終わり
結論から言うと「FINAL FANTASY XIV 」というゲームの”一旦のエンディング"を昨日見た。プレイしていた「暁月のフィナーレ」は2013年以降続いていたシナリオを終わらせる拡張パッチだ。これは公式から既に公言されている。名前にも「フィナーレ」とあるから、こう書いても特段問題はないはずだ。
あくまでも「シナリオを終わらせた」拡張パッチであり、「FINAL FANTASY XIV 」というビデオゲーム そのもののエンディングでは無いから"一旦のエンディング"と表現した。ただ、なんせ8年近く続いていたシナリオを終わらせる拡張パッチである。実質的には「ビデオゲーム のエンディング」と言っても過言ではないだろう。
自分自身は去年からFF14 始めた新参であり、8年間という時間を経験しているわけでは無い。ただ、たった1年とは言え、奥深いストーリーと様々なシステムに圧倒され、今まで味わったことの無かったような体験、それこそ「旅」と言えるような体験をしてきた。その「旅」が一旦終わってしまった。とある週末の明け方に。
スタッフロールを、ゲーミングチェアをリクライニングしながら、それこそ人に見せられない様な顔で間抜けな顔で眺めつつ、ぼんやりといろんなことを振り返っていた。
シナリオは非常に良く出来たものだった。道中色々思う事はあったが、非常に奇麗に纏まっていた。文句は無い。良かった、と。ただそれ以上に、今の境遇を振り返った時に色々とこみあげてくるものがあった。訳も分からずグリダニアに一人で降り立って、右往左往している時にやって来た二人の友達のこと、初めてFCに入って全く知らない他人同士なのに優しくしてくれたこと、ふとリムサで会った友達とグループポーズで遊んだこと...振り返りだすとキリが無かった。現にこうして文字を書いている間にも、色んな事を思い出しては、感慨に浸っている。全くの繋がりが無かったのに、こうやって色んな人と交流して騒いで、同じ時間を過ごしている。そういう事が何故か強く印象に残っていた。
別のゲーム(なんならゲーセンなんかだとオフラインで会って同じゲームをしている)で感じたことの無い感情が一気にこみあげてしまった。正直、上手に言語化 できないから書きようが無い。どうしてただエンディングを迎えただけなのに、こんな感情になってしまったのか。それは未だに分からないが、ビデオゲーム の中にある「旅」とは言え、その「旅」に出てきた登場人物達が人間であり友達だったから尚更感慨深くなってしまったのだろうか。
答えは正直まだ全く出ていない。答えは全く出ていないが、そういう事を思っていたら少しだけ目から汗が出てしまった。ほんの少しである。信じてほしい。
ただ、エンディングを見て「今までの事が報われた」という事で嬉しくなったことはあるにしろ、「謎の温かさ」を感じた事は初めてだった。人によっては大袈裟だ、と言うかもしれないけども、自分はそう感じた。ただそれだけの話である。
真の激闘
詳細は控えるが激闘を制し、脳内でポエムを書いて半ばオナニーみたいな事をして満足していたが、本当の闘いはその後にあった。明け方にエンディング、フィナーレを迎えたわけだが、数時間後に「最幻喫茶 ヨコハマ・エオカフェ」というインスタンス ダンジョンにFCのメンバと乗り込むことが予定されていた。真面目に書くと、神奈川県の横浜にある横浜駅 近くでやっているFF14 コラボカフェでオフ会をするという話である。なんかさっきまでそれっぽく書いた話も、結局のところはオフ会までには「暁月のフィナーレ」を終わらせねばならないという意志、ではなく厳密に言うとほぼ命令に近いものがあったから終わらせたに過ぎなかったのである。トホホ。トホホじゃないよ。
折角なので「最幻喫茶 ヨコハマ・エオカフェ」の攻略情報を書いておきます。
開放クエス ト
・クエス ト名|エオカフェに挑む者(メインクエス ト:人生) ・開放条件|メインクエス ト「ヨコハマの駅」クリア後 ・エリア|神奈川県横浜市 (35.46596306507043, 139.61725892975034) ・NPC |受付のお姉さん
参加条件
・とくになし(FF14 プレイヤーなら尚更良い)
報酬
・コースター(1枚)
→注文数によって増加するため、可能な限り注文すると報酬が増える。
ヨコハマ・エオカフェ攻略①
・横浜駅 のマップを理解しよう
最初はまず「待ち合わせ」という指定時間で発生する頭割りの様なギミックを処理する必要があります。
ただ、これはパーティメンバ同士で場所を共有した上でギミックを処理しなければなりません。共有される場所としては「みなみ西口」「西口」が一般的な模様です。
注意点として、横浜駅 は縦長のマップとなっており、例えば同じ西口でも「みなみ西口」と「西口」があるので注意です。「みなみ東口」の様なものも存在するため、勘違いが起きない様に注意しましょう。場所の共有に失敗すると別の場所まで残ったパーティメンバーで迎えに行ったり、指定時間にその場所にいないと最悪コンテンツから退場させられる可能性もあるため注意してください。
【道中】
Google Map等を使用して、比較的間違えにくいルートを通ってください。
【①ボス】受付のお姉さん
最初のボスということもあり、難易度は比較的に弱めです。予約している旨を伝え、時間と名前を伝えましょう。伝えると次の道中で必要になる「座席番号・伝票」のアイテム取得と、ギミックとして「好みコースターを選ぶ」が発生します。落ち着いて選んでいきましょう。各ジョブのコースターのため、選ぶコースターに性能差はありません。
ヨコハマ・エオカフェ攻略②
・飲み物を事前に決めておこう
着座後は、ドリンクを摂取することが目標になります。ただドリンクを摂取するためには「ホールの店員さん」との会話が必要になります。スムーズな進行を行うためにも事前にドリンクを決めておくとベストです。
【道中】
①ボス対戦時に取得した「座席番号」と同じ番号が書かれている座席にパーティメンバー全員で着席します。着席すると後ほど支払うチャージ代(1000ギル)に含まれているサービスドリンクを選択するようにと言われるため、メニューを確認します。事前に準備も可能なため、この道中以前に決定することも可能です。
【②ボス】ホールの店員さん
しっかりと飲み物を選んでおけば問題ありません。
ヨコハマ・エオカフェ攻略③
・推しと写真を撮ろう
店内後方に原寸大パネルが展示されています。そのパネルと写真を撮る事がこのIDの一番のボスとなります。恥ずかしさ等、様々な感情が出てきますが、誰にでも推しはいるような気がしています。(当社比)暁の面々と写真を撮ることで、言葉にはできない高揚感が生まれてきます。
【道中】
プレイ時間帯によって、ボスに辿り着くまでの難易度が変わります。
「ヨコハマ・エオカフェ」の突入時間帯が日本時間の午前中である場合は比較的、「他者の目線」を浴びにくいため不安な方は午前中に突入するとベストだと思います。
【③ボス】推しのパネル
あのテレビやモニタの中でしか見ることのできなかった推し達と対面します。高まる気持ち等があるのは否定できませんが、パーティメンバのうち、一人でも興奮や限界化をするとパーティメンバ全員に「出禁の宣告」が付与されてしまいます。このデバフはコンテンツの再突入すら行えない強力なデバフになります。節度を持って対面し、あなたのスマートフォン やカメラで2ショット等を撮りましょう。
③ボス対戦後は、パーティメンバと話したり調理品を注文したりすることが可能です。自由探索は一部エリアは可能になりますが、おおむね不可です。
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6.0終わった直後だったのでシナリオの話にも花が咲いて楽しかったです。
同席したFCマスターは錦糸町 にあるFF14 プレイヤー御用達の焼肉屋 に行ってたので、今度エオルゼア にいたら問い詰めようと思います。これは許されると思います。